平成28年度事業計画

実施事業

●継1 常磐津節の普及振興を図るための公演会事業

事業実施の趣旨
本事業は、広く一般の方々に、江戸から受け継がれる浄瑠璃・歌舞伎音楽の一つでもある常磐津節に親しんでもらい、常磐津節の普及振興及び伝統継承を目的とする。
事業の内容
本年度は昭和16年に協会が発足されてから75年の節目の年となり其の記念事業として正会員と準会員、賛助会員の希望者による合同の記念演奏会を国立文楽劇場 にて開催致します。文楽劇場の舞台機能を存分に生かして常磐津演奏を楽しんで頂けるような演出を企画しております。又常磐津舞踊を日本舞踊協会関西支部の舞踊家に賛助出演して頂き、視覚的にも常磐津を楽しんで頂けるような企画を考えて居ります。広報方法としては劇場、図書館等の公共施設や関連団体を通じてのチラシ配布、並びに当法人発行の機関紙・ホームページ等での案内により告知致します。                    
関西常磐津協会75周年記念演奏会 開催
開 催 日 平成28年11月27日(日)
開催場所 国立文楽劇場
出 演 者 約50名
演  目
  • 三世相(夢醒め、三社祭礼の段)
  • 初恋路千種濡事(上下)
  • お夏狂乱(上下)
  • 乗合船
  • 将門
  • 松の羽衣
  • 吉田屋
  • 山姥
  • 子宝三番叟(舞踊)
  • 松の名所(舞踊)
事業の対象
広く一般市民を対象とした演奏会
事業実施の財源
入場料収入 477万5千円
(一般自由席5,000円×947枚、
学生券前売り2,500円×10枚、
学生券当日売り3,000円×5枚)
広告料収入 9万円
邦楽実演家団体
連絡会議助成金
99万円
日本芸術文化
振興会助成金
78万3千円
大阪府助成金 20万円

●継2 常磐津節の普及振興を図るための機関紙発行事業

事業実施の趣旨
本事業は、古典音楽である常磐津節を一般の方々に理解いただくとともに当法人の活動内容を広く知らしめ、常磐津節の普及振興を図ることを目的とする。
事業の内容
常磐津節の歴史や古典音楽の解説、演奏会等の行事案内、会員紹介等の内容で構成。
  • A3版2枚二つ折り、8頁程度の機関紙
  • 1月及び7月の年2回発行
  • 当法人会員、関連団体及び公共施設等に毎回1,000部配布。
事業の対象
当法人会員、芸団協関連団体、公共図書館、京阪神劇場、及び伝統芸能ファン及び一般市民を対象に発行
事業実施の財源
なし(基本財産運用収入、会費収入等をもって充てる)

その他事業

●他1 当協会準会員、賛助会員の技芸向上を目指した演奏会「ときわぎ」事業

事業実施の趣旨
準会員、賛助会員の普段の稽古成果を発表する場を設け、その技芸向上を目指す。
(28年度は予定なし)

●他2 常磐津節愛好者を増やし裾野を広げるための
常磐津教室事業(ときわづカルチャー)

事業実施の趣旨
気楽に常磐津節に親しんでもらい常磐津節愛好者の裾野を広げることを目的とする。
事業の内容

二年間48回の講座をワンクールとして浄瑠璃、三味線を協会の担当理事が講師となり協会事務所にて講習する。協会ホームページやチラシなどで受講生を広く募集する。

受講料や唄本等の教材は無料。文化庁の人材育成事業に応募し、助成金での事業運営を目指す。

事業の対象
大学生、一般社会人
事業実施の財源
基本的には協会財源を充てるが文化庁の人材育成事業に採択されれば其れを充てる

●他3 常磐津節を語り継いだ先人の供養を目的とする常磐津塚法要事業

事業実施の趣旨
伝統ある常磐津節の歴史を継承していく事を目的とする。
事業の内容
毎年4月4日に大阪市東淀川区にある寂光寺(江口の君堂)の常磐津塚において、常磐津節を語り次いだ先人の供養のための法要行事を行う。当法人の機関紙にて告知及び当協会員に案内を送付し、希望する会員及び常磐津節愛好者が参拝。
事業の対象
協会会員、遺族家族
事業実施の財源
参加者からの参加費と協会財源

●他4 その他事業

28年度はその他事業の予定なし

●他5 常磐津節発展のため次世代の指導者を育成する研修会事業

事業実施の趣旨
次世代の常磐津節指導者を育成し協会会員の増員および常磐津節の発展を目指す。
事業の内容

協会理事長が指導に当たり、短期的には月1回協会事務所にて弾き語りの稽古をして、4カ月に一度大阪市中央会館和室等にて発表の場を設ける。

中、長期的には、近隣の市民や友人知人を初めの稽古人として教え始め、後には一般の弟子も指導できるような次世代指導者の育成を目指す。

事業の対象
協会正会員
事業実施の財源
なし(基本財産運用収入、会費収入等をもって充てる)
事業計画の一覧