2017年年次報告

平成29年度事業計画

実施事業

●継1 常磐津節の普及振興を図るための公演会事業

事業実施の趣旨
本事業は、広く一般の方々に、江戸から受け継がれる浄瑠璃・歌舞伎音楽の一つでもある常磐津節に親しんでもらい、常磐津節の普及振興及び伝統継承を目的とする。
事業の内容

常磐津節を職業とする当法人会員(社員)20~30名により、年一回定期的に公演会を主催し、国立文楽劇場 小ホールにて開催。広報方法としては劇場、図書館等の公共施設や関連団体を通じてのチラシ配布、並びに当法人発行の機関紙・ホームページ等での案内により告知致します。                    

第77回常磐津節公演会
開 催 日 平成29年9月30日(土)
開催場所 国立文楽劇場 小ホール
出 演 者 正会員24名
演  目

妹背山女庭訓より

  • 願絲恋苧環
  • 鱶七上使の段
  • 姫戻の段
  • 竹に雀の段
  • 金殿の段

ご祝儀曲

事業の対象
広く一般市民を対象とした演奏会
事業実施の財源
入場料収入 70万8千円
邦楽実演家団体
連絡会議助成金
30万円
日本芸術文化
振興会助成金
32万4千円
大阪市助成金 20万円

●継2 常磐津節の普及振興を図るための機関紙発行事業

事業実施の趣旨
本事業は、古典音楽である常磐津節を一般の方々に理解いただくとともに当法人の活動内容を広く知らしめ、常磐津節の普及振興を図ることを目的とする。
事業の内容
常磐津節の歴史や古典音楽の解説、演奏会等の行事案内、会員紹介等の内容で構成。
  • A3版2枚二つ折り、8頁程度の機関紙
  • 1月及び7月の年2回発行
  • 当法人会員、関連団体及び公共施設等に毎回1,000部配布。
事業の対象
当法人会員、芸団協関連団体、公共図書館、地方公共団体文化部、京阪神劇場、及び退会会員、一般市民を対象に発行
事業実施の財源
なし(基本財産運用収入、会費収入等をもって充てる)

その他事業

●他1 当協会準会員、賛助会員の技芸向上を目指した演奏会「ときわぎ」事業

事業実施の趣旨
準会員、賛助会員の日頃のお稽古成果を発表して頂き常磐津節の普及振興を目的とした事業。
事業の内容
事業内容 常磐津節の素浄瑠璃の会
事業開催日 平成30年1月14日(日)
事業開催場所 国立文楽劇場小ホール
事業の対象
準会員、賛助会員の出演
協会ホームページ、チラシ等の配布によりお客様を広く近畿一円より募り、又大阪市内の老人憩の家の方々をご招待する。
事業実施の財源
準会員、賛助会員からの申込者の参加費

●他2 常磐津節愛好者を増やし裾野を広げるための
常磐津教室事業(ときわづカルチャー)

事業実施の趣旨
常磐津節を浅く知って頂き、三味線と言う楽器にも触れて興味を持って頂くという愛好者の裾野を広げることを目的とする。
事業の内容

月2回、年度最終月に成果発表会を1回、2年間50回の講座をワンクールとして浄瑠璃、三味線を協会の担当理事が講師となり協会事務所にてお稽古する。協会ホームページやチラシなどで受講生を広く募集する。定員を昼の部4名夜の部4名とする。

受講料や唄本等の教材は無料として文化庁の人材育成事業に応募して助成金を受ける

事業の対象
大学生、一般社会人
事業実施の財源

文化庁の人材育成事業に申請し採択されれば其れを充てる。

不採択の場合は講師料、交通費等は担当理事負担

●他3 常磐津節を語り継いだ先人の供養を目的とする常磐津塚法要事業

事業実施の趣旨
常磐津節を語り継いだ先人達の供養と協会員の親睦を目的とした事業
事業の内容
毎年4月4日に大阪市東淀川区にある寂光寺(江口の君堂)の常磐津塚において、常磐津節を語り次いだ先人の供養のための法要行事を行う。当法人の機関紙にて告知及び当協会員に案内を送付し、希望する会員及び常磐津節愛好者が参拝。
事業の対象
協会会員、遺族家族
事業実施の財源
法要参加者からの参加費。不足分は会費収入等の協会財源を充てる。

●他4 その他事業

事業予定なし

●他5 常磐津節発展のため次世代の指導者を育成する研修会事業

事業実施の趣旨
次世代の常磐津節指導者を育成し協会会員の増員を目指す。
事業の内容

指導を協会理事長が当たり、月1回協会事務所にて弾き語りの稽古をして4カ月に一度大阪市中央会館和室にて発表の場を設ける。

事業の対象
協会正会員
事業実施の財源
寄付金や協会財源を充てる。
平成29年度収支予算(案)
平成29年度 収支予算書(損益計算ベース)
(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)

Ⅰ一般正味財産増減の部

1.経常増減の部

(1)経常収益
勘定科目 29年度予算 28年度予算 増減 備考
(1)基本財産受取利息 160 3,000 ▲ 2,840  
(2)受取入会金 50,000 80,000 ▲30,000  
(3)受取会費 1,348,000 1,298,000 50,000  
正会員受取会費 680,000 680,000 0 34名(@20,000円)
準会員受取会費 372,000 312,000 60,000 31名(@12,000円)
賛助会員受取会費 270,000 270,000 0 45名(@6,000)
休会会員受取会費 26,000 36,000 ▲ 10,000 3名
(正会員2・準会員1)
(4)事業収益 1,458,000 5,065,000 ▲ 3,607,000  
公演会事業収益 708,000 4,865,000 ▲ 4,157,000  
機関紙発行事業収益 0 0 0  
ときわぎ事業収益 600,000 0 600,000  
ときわづカルチャー事業収益 0 0 0  
塚法要事業収益 150,000 200,000 ▲ 50,000  
(5)補助金 824,000 2,573,000 ▲ 1,749,000  
邦楽実演家団体連絡会議 300,000 1,590,000 ▲ 1,290,000  
日本芸術文化振興会 324,000 783,000 ▲ 459,000  
大阪市 200,000 0 200,000  
大阪府 0 200,000 ▲ 200,000  
(6)雑収益 0 50,000 ▲ 50,000  
受取利息 0 0 0  
その他収益 0 50,000 ▲ 50,000  
経常収益計 3,680,160 9,069,000 ▲ 5,388,840  
(2)経常費用
勘定科目 29年度予算 29年度予算 増減 備考
(1)事業費 4,765,180 10,527,000 ▲ 5,761,820  
役員報酬 576,000 576,000 0  
給料手当 0 0 0  
社員日当 280,000 280,000 0  
福利厚生費 0 0 0  
旅費交通費 198,000 313,800 ▲ 115,800  
臨時雇賃金 40,000 0 0  
減価償却費 0 0 0  
会議費 0 0 0  
会場費 606,480 2,005,400 ▲ 1,398,920  
諸謝金 220,000 2,300,000 ▲ 2,080,000  
印刷製本費 390,000 374,000 ▲ 16,000  
委託費 10,000 0 10,000  
通信運搬費119,000109,6009,400
什器備品費025,000▲ 25,000
消耗品費4,0002,0002,000
広告宣伝費36,00018,00018,000
事務所賃借料643,200643,2000
コピーリース料000
租税公課000
支払手数料182,5001,300,000▲ 1,117,500
保険料000
諸会費000
食糧費100,000220,000▲ 120,000
出演料1,125,0001,760,000▲ 635,000
講師料000
記録費25,000400,000▲ 375,000
企画製作費000
塔婆代150,000200,000▲ 50,000
雑費60,000060,000
(2)管理費 2,232,0002,240,000▲ 8,000 
役員報酬163,200163,2000
給料手当000
社員日当120,000120,0000
福利厚生費200,000150,00050,000
旅費交通費350,000350,0000
臨時雇賃金000
減価償却費000
会議費5,0005,0000
会場費000
諸謝金000
印刷製本費50,00050,0000
委託費220,000220,0000
通信運搬費120,000120,0000
什器備品費000
消耗品費50,00050,0000
水道光熱費55,00055,0000
広告宣伝費200,000200,0000
事務所賃借料160,800160,8000
コピーリース料312,000320,000▲ 8,000
租税公課70,00070,0000
支払手数料16,00016,0000
保険料000
諸会費120,000120,0000
慶弔費20,00020,0000
雑費050,000▲ 50,000
経常費用計 6,997,180 12,767,000 ▲ 5,769,820  
評価損益調整前当期経常増減額 ▲ 3,317,020 ▲ 3,698,000 380,980  
基本財産評価損益等        
特定資産評価損益等        
投資有価証券評価損益等        
評価損益計        
当期経常増減額 ▲ 3,317,020 ▲ 3,698,000 380,980  

2.経常外増減の部

勘定科目 29年度予算 28年度予算 増減 備考
(1)経常外増減        
(1)経常外収益計        
(2)経常外費用計        
当期経常外増減額        
他会計振替額        
当期一般正味財産増減額 ▲ 3,317,020 ▲ 3,698,000 380,980  
一般正味財産期首残高        
一般正味財産期末残高        

Ⅱ指定正味財産増減の部

勘定科目 29年度予算 28年度予算 増減 備考
当期指定正味財産増減額        
指定正味財産期首残高        
指定正味財産期末残高        

Ⅲ正味財産期末残高

勘定科目 29年度予算 28年度予算 増減 備考
           
  • 事業費における「事務所賃借料」は事業の使用割合により配賦(公演会事業40%、機関紙発行事業30%、ときわづカルチャー事業10%)
  • 事業費における「社員日当」は従事割合により配賦(公演会事業40%、機関紙発行事業30%)
  • 役員報酬は平成27年度より、理事10,000円/月、監事1,600円/月を支給(平成27年6月3日社員総会決議)
  • 事業費における「役員報酬」は理事の従事割合により配賦(公演会事業40%、機関紙発行事業30%、ときわづカルチャー事業5%、研修会事業5%)
平成28年度事業報告

実施事業

継1 常磐津節の普及振興を図るための公演会事業

事業実施の趣旨

本事業は、広く一般の方々に、江戸から受け継がれる浄瑠璃・歌舞伎音楽の一つでもある常磐津節に親しんでもらい、常磐津節の普及振興及び伝統継承を目的とする。

事業の内容

例年は、常磐津節を職業とする当法人正会員により年一回定期的に公演会を主催し国立文楽劇場 小ホールにて開催していますが、28年度は昭和16年に協会が発足されてから75年の節目の年となり其の記念事業として正会員と準会員、賛助会員の希望者による合同の記念演奏会を国立文楽劇場 にて開催致しました。

文楽劇場の舞台機能を存分に生かして常磐津演奏を楽しんで頂けるような演出を企画し、又常磐津舞踊を日本舞踊協会関西支部の舞踊家に賛助出演して頂き、視覚的にも常磐津を楽しんで頂けるような企画を考え、おおむね好評を博し雨天に係わらず延650人のお客様にご来場頂きました。

広報方法としては文楽劇場、大阪市内の公共施設にチラシの設置、邦楽関連団体を通じてのチラシ配布、並びに当法人発行の機関紙・ホームページ等での案内により告知致しました。

                         
関西常磐津協会75周年記念演奏会 開催
開 催 日 平成28年11月27日(日)
開催場所 国立文楽劇場
事業の対象
広く一般市民を対象とした公演会
事業実施の財源
入場料収入 597万円
邦楽実演家団体
連絡会議助成金
99万円
文化振興会
助成金
73万8千円

継2 常磐津節の普及振興を図るための機関紙発行事業

事業実施の趣旨
本事業は、古典音楽である常磐津節を一般の方々に理解いただくとともに当法人の活動内容を広く知らしめ、常磐津節の普及振興を図ることを目的とする。
事業の内容

常磐津節の歴史や古典音楽の解説、演奏会等の行事案内、会員紹介等の内容で構成。

  • A3版2枚折り、8頁の機関紙
  • 1月及び7月の年2回発行
  • 当法人会員、関連団体及び公共施設等に毎回1,000部配布。
  • 平成27年9月、第45号機関紙『つどい』を発行。
  • 平成28年2月、第46号機関紙『つどい』を発行。
事業の対象
当法人会員、関連団体、伝統芸能ファン及び一般市民を対象に発行
事業実施の財源
なし(会費収入等の協会財源)

その他事業

他1 当協会準会員、賛助会員の技芸向上を目指した演奏会「ときわぎ」事業

事業実施の趣旨
準会員、賛助会員の普段の稽古成果を発表する場を設け、その技芸向上を目指す。
今年度は実施を見送り。

他2 常磐津節愛好者を増やし裾野を広げるための
常磐津教室事業(ときわづカルチャー)

事業実施の趣旨
気楽に常磐津節に親しんでもらい常磐津節愛好者の裾野を広げることを目的とする。
事業の内容

当協会事務所にて下記日程でときわづカルチャー担当理事の指導の下お稽古を実施した。

平成28年
  • 4月8日(金)
  • 4月20日(水)
  • 5月11日(水)
  • 6月1日(水)
  • 6月15日(水)
  • 7月13日(水)
  • 7月20日(水)
  • 8月10日(水)
  • 8月17日(水)
  • 9月14日(水)
  • 9月21日(水)
  • 10月13日(水)
  • 10月19日(水)
  • 11月10日(水)
  • 11月15日(水)
  • 12月14日(水)
  • 12月20日(火)
平成29年
  • 1月17日(火)
  • 1月24日(火)
  • 2月9日(木)
  • 2月21日(火)
  • 3月1日(水)
  • 3月12日(日)

以上合計24回

平成29年3月19日(日)に当協会理事長の立ち合いのもと成果発表会と修了式を協会事務所にて開催した。

事業の対象
大学生、一般社会人
事業実施の財源
28年度は文化庁の人材育成事業の助成金が採択されなかった為会費収入等の協会財源で充当した。

他3 常磐津節を語り継いだ先人の供養を目的とする常磐津塚法要事業

事業実施の趣旨

伝統ある常磐津節の歴史を継承していく事を目的とする。

事業の内容

毎年大阪市東淀川区にある寂光寺(江口の君堂)の常磐津塚において、常磐津節を語り次いだ先人の供養のための法要行事を行う。当法人の機関紙にて告知及び当協会員に案内を送付し、希望する会員及び常磐津節愛好者が参拝。

             
平成28年度常磐津塚法要開催実績
開 催 日 平成28年4月4日(月)
事業実施の財源
参加者からの参加費と協会財源

他4 その他事業

実施事業なし。

他5 常磐津節発展のため次世代の指導者を育成する研修会事業

事業実施の趣旨
次世代の常磐津節指導者を育成し協会会員の増員および常磐津節の発展を目指す
事業の内容
当協会事務所にて下記日程で理事長指導の下お稽古を実施した。
平成28年
  • 4月5日(火)
  • 5月5日(木)
  • 6月6日(月)
  • 7月8日(金)
  • 8月7日(日)
  • 9月9日(金)
  • 10月26日(水)
  • 11月9日(水)
  • 12月28日(水)
平成29年
  • 1月4日(水)
  • 2月5日(日)
  • 3月1日(水)
  • 3月27日(月)
以上13回

大阪市中央会館和室にて下記日程で発表会を開催した。</>

  • 平成28年7月31日(日)
  • 平成29年3月29日(水)
事業の対象
協会正会員
事業実施の財源
なし(会費収入等の協会財源)

参考

定期的な会議の開催実績

第四回社員総会

平成28年6月20日(月)  大阪市立中央会館

理事会

12回

平成28年
  • 4月21日(木)
  • 5月19日(木)
  • 6月19日(日)
  • 7月11日(月)
  • 8月9日(火)
  • 9月13日(火)
  • 10月6日(木)
  • 11月7日(月)
平成29年
  • 1月14日(土)
  • 2月12日(日)
  • 3月21日(火)

※事業報告の内容を補足する重要な事項はありません。(附属明細書なし)

平成28年度決算書

 

平成28年度 貸借対照表
(平成29年3月31日現在)(単位:円)

Ⅰ資産の部

1 流動資産

科目 当年度 前年度 増減
現金 596,780 892,123 ▲295,343
普通預金 7,740,605 584,574 7,156,031
未収入金 0 0 0
未回収会費 1,683,000 1,761,000 ▲78,000
流動資産合計 10,020,385 3,237,697 6,782,688

2 固定資産

科目 当年度 前年度 増減
定期預金 0 11,000,000 ▲11,000,000
敷金 20,000 20,000 0
固定資産合計 20,000 11,020,000 ▲11,000,000

資産合計

科目 当年度 前年度 増減
資産合計 10,040,385 14,257,697 ▲4,217,312

Ⅱ負債の部

科目 当年度 前年度 増減
1 流動負債 6,000 872,569 ▲866,569
2 固定負債 0 0 0
負債合計 6,000 872,569 ▲866,569

Ⅲ正味財産の部

科目 当年度 前年度 増減
1指定正味財産 0 0 0
(うち基本財産への充当額)      
(うち特定資産への充当額)      
2一般正味財産 10,034,385 13,385,128 ▲3,350,743
(うち基本財産への充当額) 0 11,000,000 ▲11,000,000
(うち特定資産への充当額)      
正味財産合計 10,034,385 13,385,128 ▲3,350,743

Ⅳ合計

科目 当年度 前年度 増減
負債及び正味財産合計 10,040,385 14,257,697 ▲4,217,312

※実施事業に係る資産はありません。

年次報告の一覧